ココちゃん旅立ちました
昨日、ココちゃんが旅立ちました。
王子のお店にいつも遊びに来ていた、とらやみーちゃんが亡くなって
寂しい思いをしている時にココちゃんは訳あってお店にやってきました。
ココちゃんの飼い主さんである猫作家、山室さんが急に亡くなり
親族の方から知らされた時、あまりにも突然で言葉も出なかったのに
一番に思い浮かんだのは「猫たちは?」でした。
猫が苦手な親族の方にお願いして捕獲してもらい
とにかく何とかしなきゃ。という思いだけでお店に迎えたのです。
丸山家猫ズというかモモちんが受け入れない事は確実だったので
里親さんを探すか、お店に居てもらうか…
10歳という年齢、そして大好きで尊敬していた山室さんの気持ちを思ったら
私が最期まで面倒を見ようと決意をしました。
人懐こいココちゃんはすぐに私にも店にも慣れて
すぐに人気者になりました。
沢山取材も受けたね。いつも「可愛い!」と言われて
おかーさんは鼻高々でした。
あの大きな地震の時も一緒に居ました。
ガラスの招き猫の募金箱が割れて大きな音や大きな揺れで怖い思いをさせちゃったね。
あの後、ガラス戸が揺れるたびに怖がっていたね。
ねこまる茶房を開店する事になり
丸山家猫ズと会わせてみたものの、やはりモモちんの洗礼を受けて
ビビッてしまったココちゃん。
不憫に思ったおかんのお部屋でのんびりご隠居生活をしていました。
引き取った時から、腎臓病を患っていて
食生活等気をつけていたのですけれど、今年に入って悪化が進み
7月の血液検査の結果は絶望的なものでした。
先生からも「9割はだめだと思う」と言われてから
奇跡的に食欲と元気を取り戻したのですけれど
またガクンと悪化して、食事はおろか水を飲むことも出来なくなりました。
10日(土)深夜1時におかんが「ココちゃんが息をしていない!」と私を起こしに来た時は
ひどく浅い呼吸に低体温で、危篤状態でした。
二人で体を撫で、沢山話しかけ、少し反応する様になり
そんな状態なのに、大好きなおかんによじのぼって
大好きな「肩乗り」もしました。
ひと時も目が離せない状態の中
お店を開けることも躊躇しました。
でもココちゃんは賢い子です。
「お母さん、頑張ってお店開けてくるからお店閉まるまでは頑張ってね。
でも辛かったら、ねんねしていいからね。」と声をかけました。
ココちゃんは頑張って待っていてくれました。
8月12日午後1時頃安らかに息を引き取りました。
ココちゃんと過ごしたのは4年にも満たないけれど
本当に彼女に救われました。
王子のお店の時は朝シャッターを開けると可愛い声で「ニャーン」と出迎えてくれたね。
おかんと暮らしてからは、私よりおかんになついてちょっと寂しかったよ。
小柄で可憐なココちゃんが大好きだったよ。
お別れは本当に寂しいけれど、お空には山室さんが居るから寂しくないね。
うんとうんと甘えて、肩乗り抱っこしてもらうんだよ。
本当にありがとう。
お店に来て3日目のココちゃん。べっぴんさんでした。
ココちゃんはよく舌をしまい忘れてあっかんべしてたね。
可愛くて大好きでした。
三つ編みプロジェクトにも参加したね。
ちょっと不機嫌顔だけれど、よく似合ってる。
王子のお店でココちゃんを可愛がって下さった方、ありがとうございました。
ツイッターやFBで温かいコメントを下さった方、ありがとうございました。
そしてココちゃんと暮らし、一緒に看取ってくれたおかん、本当にありがとう。
ココちゃんは沢山の方に愛されていました。
私もとても彼女を愛していました。
ココちゃん、あなたは最期まできれいで気高い猫でした。
ずっとずっと忘れません。
ありがとう。
またね。
by maruyamashouten | 2013-08-13 22:44 | Comments(6)
店長さんのお気持ち、お察しします。
苦しまないで逝かれたそうで、ちょっとほっとしました。
ココちゃん、波乱万丈の人生だったんですね。
でも、たくさんの方に可愛がってもらえたこと、店長さんと出会えたこと、ココちゃんはしあわせだったと思います。
今頃虹の橋で、みんなと再会していますね。
心配なのは店長さんとお母様です。
早く元気になってくださいね。
ちゃんと食事もしなくてはだめですよ。
ココちゃんが心配しますからね。
王子であったときのビロードのような毛並を瞼によぎらせつつ、虹の橋で、ギンちゃんともどものんびり待っているでしょうから、やっぱり「またね」という言葉を捧げます。
今は前のお母さんの所にいるのかな?
王子のお店に行くたびに「何という天才ねこ店員!」「べっぴん看板娘!」と感心したものです。
ちー監督との女の攻防戦など、短い間でしたけど思い出は尽きません。
ねこまる茶房には、ココちゃん箸置や山室さん作の像を見てしんみりしてしまいそうですが
メルマガでココちゃんがくれたヒントの件で前に進んで下さいね。
りりの散歩で丸山商店に顔を出すとココちゃんを驚かせてしまってましたが、すごく美人さんでかわいいなぁといつも思っていました。
ココちゃんはねこやさんに最期を看取ってもらってとても幸せだったと思います。
辛い気持ちお察しします。
よく考えてみると、別れはいつかは訪れることだけど、たとえ何時でもやっぱり辛いですよね。
りりを亡くしたばかりの私が言うのも変ですがまた元気なねこやさんになってくれることを祈っています。